敗れたのは民主党ではない
東京都、出馬12区長全員再選(読売新聞)
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今回実施された13区長選に立候補した現職は12人全員が再選された。前回選でも現職に挑んだ新人はすべて敗れており、今回も現職の厚い壁に阻まれた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20110426-OYT8T00050.htmより
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以前も書いたように、東京都の現職区長の平均年齢は64.9才。次の選挙の時は68.9才になっている。
そして都知事選の世代別投票率と投票者数のグラフがこちら。
Thanks to @hmm510さん(出典URL: http://twitpic.com/4j9i91)
何度でも繰り返す。若年層が投票に行かないことによって、歳出(国の支出額)はこども:高齢者対比で1:11になっている。
そして世代会計という世代ごとの支払った税金・保険料と、還付された受益額を比較すると、こうなる。
つまりは若者世代に、そして我々の子どもの世代になるほど、税や保険料は払い損になり、得をする高齢者との格差は非常に大きくなる。(現在、高齢者と若年層の世代会計格差は4000万円)
そして将来世代の負担は世代会計の提唱者のコトリコフ曰く、調査実施17カ国中、日本は最悪である。
さぁ、敗北したのは誰だろうか。
民主党?
選挙に行かない我々若年者層?
違う。
我々若者は、我々の社会への不参加を、いずれ社会保障の空洞化という血にまみれたツケを、自身が老人になった時に払わされるだけなので、良いだろう。
しかし我々の愛する息子と娘たちの世代は、我々の無関心によって、我々以上のツケを払わされることになるだろう。
真の敗北者は、我々の胸ですやすやと眠る、あるいはいまだ生まれていない、私達の最も愛するものたちではなかろうか。
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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