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インドアパーク建設のために、桜井南相馬市長と会見致しました!


さる7月11日、TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選出された桜井南相馬市長と会見し、インドアパーク南相馬の建設における協力を依頼致しました。

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市長は「南相馬には『よそもの』が必要です。中の人達だけだと、どうしても利害対立等で物事が動かなくなってしまう。ぜひ一緒に頑張りましょう」と仰って下さいました。
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さて、その後は二度目の現地の親御さんへのグループヒアリングでした。
「外では砂は触れないので、砂場がほしいです」
「土日は名取まで遠出して、イオンの中の屋内公園で遊ばせていますが、
親子ともどもグッタリします」
など、様々な意見を頂きました。
アンケートも400件以上集めて回って下さり、親御さん自ら
パークの創設に参画して下さっています。
頑張らないと!と強く強く思いました。
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また南相馬は原発近くのイメージがありますが、風向きの関係で放射線量自体は郡山等の半分程度で、そうしたことを表すモニターも市民の方々の目につきやすい、市役所入口近くに設置されていました。
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南相馬市役所では、今でも行方不明のペットたちの情報がたくさん貼られていました。家族の一員であった犬や猫たちを探す市民たちがいます。
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市役所には七夕の短冊も飾られていました。祈りの言葉が、胸を打ちます。
福島の代表的な新聞、福島民報には、今も津波で亡くなった方々について、彼らの人生を丁寧に、一人一人紹介しています。東京にいると再稼働や反対論、発送電分離等の抽象的な話題に潮流が移っていってしまったように見えますが、福島民報の中には、人々の体温と「さっきまでそこにいた」という生々しい不在感を伝える記事が書いてあります。
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現地では、ちっとも何も終わっておらず、今でも何かと闘い、あるいはもがいたり、支えあったりしている、というそのリアルが、東京との温度感とともに様々な感情を僕にもたらしました。
フローレンスができることは、本当にわずかなことですが、インドアパークが地域の人々と共に創りあげる、前向きな何かの象徴になれば良い、と思っています。
そのためにはいくつも越えなくてはいけない困難が待ち受けていますが、全力で頑張って、開園を目指していきたいと思います。



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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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