駒崎 弘樹 公式ブログ ライフ・子育て

ハミングバードチャリティ一般財団代表、飯田ようこさんのご冥福を祈ります

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誰とでも仲良くなる、エネルギーいっぱいの、太陽のような方でした。
 
若くして出産され、ひとり親として子育てしながら、貧苦の中懸命に働き、その後料理研究家・起業家として成功されました。そしてご自身の成功にとどまらず、苦しい立場にいる方々の力になりたい、と言って娘さんや仲間達と共に、ハミングバードチャリティ一般財団を立ち上げられました。
 
彼女と財団は、フローレンスのひとり親支援ふくしまインドアパーク事業等を、快く支えて下さいました。
 
言葉が出ません。本当に、本当に尊敬すべき、輝きに満ちた人でした。
心からご冥福をお祈りすると共に、最後に、彼女が創った財団の名前の由来になったアンデス地方の民話をご紹介致します。
 
 
森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
 
出典:「ハチドリのひとしずく」光文社刊
 
—–
追記:もし、彼女の訃報をご存じないお知り合いの方がいらっしゃいましたら、以下お別れ会等の詳細です。
(事務局長神長倉さんより)
 
ハミングバード・チャリティ一般財団法人 代表理事であり、私の大切な親友でもある 飯田 ようこ(享年 48歳)が去る8月5日16時6分に今年の2月末より闘病しておりましたが、永眠いたしました。
 
本来ならば、皆様に通夜、葬儀、告別の席にて、親しくお別れを致して頂きたかったのですが、8月12日 飯田の生まれ故郷にて、密葬で喪送させて頂きました。
 
2月末に悪性の末期ガンと判明してからは、絶対に克服して同じように困っている人を明るく励まして生きて行く事にしましょうね!
と頑張って参りました。 
 
亡くなる3日前、殆ど会話も出来ない状態の時でしたが、手を握りながら
「私のようにハンディのある人と若くて頑張る人、応援しようね」
とやっとやっと出せる声で話しておりました。
 
自分が痛くて一番苦しいのに 最後まで、人を助ける事をいつも考えていました。
苦しかった筈なのですが息を引き取った後の顔は、柔らかく優しく微笑んでおりました。
ようこさんらしい、かわいい笑みでした。
 
ようこさんに出会った方は、誰もが、あの明るさと笑顔に引きつけられ、励まされ元気を貰った事でしょう。
 
私も同じでした。そして、笑顔は、ただね、と本当に良く笑いました。
 
出会ってからの数年、一緒に過ごす事が多く、また病気が判明してからの半年は特にずっと一緒にいたような気がします。
 
何故出会い、濃い時間を過ごし、なぜこんなに早くいなくなってしまったのだろう。。。そんな事を考えております。
(少し個人的なコメントになってしまいましたね。すみません。)
 
今世を駆け抜けて生きたようこさん、
あの明るいスピード感のあるようこさんですから、「次の世界で、がんばりまーーす!」と既にちゃかちゃかと活動している事でしょう!
 
つきましては、飯田ようこの生前の希望により、明るく旅立ちたい!という事でしたので
下記の期間、飯田の自宅をあけておりますので、笑いでお見送りください!
お見送りのお焼香にいらしてくだる方は、事前にご連絡をいただければと思います。
 
 
期間 : 8月17日(土)〜20日(火)
時間 : 11時〜19時
自宅 : 目黒区内(ご連絡頂けましたら、地図をお送りいたします)
 
 
また、8月31日(土)13時〜15時に「飯田ようこを送る会」を開催し
明るく楽しく、飯田ようこを 送り出す事を考えております。
詳細が決まりましたら、ご連絡をさせて頂きます。
 
最後にご心配くださった皆様、応援くださった皆様に
飯田にかわり、お礼を申し上げます。
 
 
ハミングバード・チャリティ一般財団法人
事務局  神長倉 みさ子 
 
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