駒崎 弘樹 公式ブログ 旧ブログ記事

学生よ、フローレンスで共に戦おう


私達の孫は中学校で、今私達が生きるこの時代を、日本の転換点として学ぶでしょう。


世界一の速度で進む少子高齢化。それに伴う社会保障と財政の危機。そこに起きた東日本大震災と原発クライシス。
関東大震災後に昭和金融恐慌が起き、無力な政党政治への絶望から、軍による改革を求め、数百万の父祖たちの血によってあがなわれた敗戦を彷彿とさせるポスト311を、私達は如何に生きるのか。
少なくとも私は、私の愛する社会の敗北を、私なりの方法で防ぎたい、と思います。
少子高齢化による生産年齢人口減少には、子育てと仕事の両立可能な社会の建設によって。
社会保障の破たんには、新しい公共とその担い手たちの創出によって。
無力な政治には、寄付を活用した政治を通さない社会変革を通じて。
そうした戦いを、時代に対して挑んでいきたいと思います。
そして、共に闘ってくれる若者を求めます。
50年後に自分の孫に「あの時代を僕は、少なくとも自分なりの方法で闘った」と言いたい。彼らが笑顔で過ごせる未来のために、自分なりの方法で。

HOMEブログトップへ