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おうち保育園に幼児用AED導入しました


想定外を想定する。
東日本大震災が我々に教えてくれたのは、その心構えではないかと思います。

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保育の現場において、確率はとても低いですが悲しむべきことに、子ども達が突然死に至るケースは存在します。その一つに、心室細動と言って、心臓がこむら返りのような状態になってしまい、通常の鼓動ができなくなってしまう状態があります。
キャッチボールをしていて、ボールが胸にぶつかってしまったりすることで、発生する事例が数は少ないですが、報告されています。
そうした確率が非常に低い想定外の事態に備えて、フローレンスではおうち保育園全園に幼児用AEDを配備致しました。このごろ街中でよく見かけるようになったAEDですが、基本的には成人用のもので、そのまま子どもには使えません。

※追記:基本的には電流を子ども向けに弱くした小児用が良いそうですが、ない場合は大人用でも、やらないよりやった方が良いそうです。ですので、上記表現は訂正します。ただし大人用を使う場合は電極が重ならないよう十分注意が必要だそうです。
参考URL:http://www.jhf.or.jp/aed/children.html
http://www.terapyi.net/AED/kodomo.html

ですが、最近になって子どもにも使えるような新型AEDが開発されてきたのです。
まだまだ保育の場での導入は広がってはいませんが、この幼児対応のAEDをおうち保育園にいち早く導入したことで、子どもの命を守れる体制を強化していけたらと思います。
もちろん単に置いておいただけでは、とっさの際に使えません。
継続的なトレーニングを行うことが組織的に求められます。ですので、四半期に1回行う各園スタッフが集う「おうち保育園全社会議」において、毎回AEDを使えるかどうかのチェック研修を開催していくフローを決定しました。
慢心せず、万が一に備える組織を創っていきたいと思います。


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