通園バス「置き去り防止装置」義務化を求める4万筆超の署名を大臣に提出!
今月5日、静岡県の認定こども園で、3歳の園児が送迎バスに取り残され、死亡した事故。
このような悲しい事故をもう二度と繰り返してはいけない。
保育園事業を運営するフローレンスの会長として、そして2児の父として、通園バスの「置き去り防止装置」の設置義務化をブログで訴えました(記事参照:https://www.komazaki.net/activity/2022/09/post12606/)。
そして、今月12日から「置き去り防止装置」の設置義務化等を求める署名活動を開始。26日までに42,783筆もの賛同署名をお寄せいただき、本日、小倉少子化担当大臣に直接、署名をお渡ししました!!
たった2週間で、こんなにもたくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございました!みなさん一人ひとりの大切な声を、しっかり国に届けました。
署名と共に、要望書も提出。通園バス置き去り事故の再発を防ぐため、以下の4点を要望してきました。
(要望書より抜粋)_______________________
1.通園バス運営事業者に対して「置き去り防止装置」設置を義務化してください
今回置き去り死を起こした園は、ごく一部の例外的な存在で、多くの園は献身的に、しっかりと運営しています。しかし、このままでは例外的な園をゼロにすることは難しく、子どもの命を犠牲にし続けてしまいます。よって、既に諸外国で導入されている「置き去り防止装置」を、我が国においても設置義務化してください。
※法改正のみを求めるものではなく、省令改正等により迅速に義務化できる手段を選択していただきたいです。
2.「置き去り防止装置」導入・運用にかかるコストを全額公費負担としてください
国として、安全管理のために有効と考える装置を決め、その装置の導入及び運用にかかるコストを全額公費負担していただきたいです。また、1施設あたりではなく、バス1台あたりで計算した補助額にしていただきたいです。全額公費負担がなければ、ただでさえ経済的に厳しい園運営を圧迫することになり、導入が進みません。
3.現状非常に支援の薄い通園バス運行への公的支援を強化してください
そもそも、通園バスの運行は園にとっては大きな負担であるにも関わらず、公的支援はわずかしかありません。このことが、少ない人数でとり回さなければならず、事故のリスクを上げてしまう遠因となっています。通園バス運行への公的支援を強化してください。
4.障害児用施設も対象にしてください
保育所、幼稚園、認定こども園及び特別支援学校幼稚部だけではなく、障害児用施設(障害児通所施設、特別支援学校等)も対象にしてください。自分で判断したり、身動きをすることが困難な障害児の置き去りも発生しえます。
_________________________________
小倉大臣からは、以下のようなコメントを頂きました。
・たった2週間で42,000を超える署名が集まったということは、それだけ子どもの命・安全に不安を感じている方が多いということだと思う。
・『大きな声』として、真剣に受け止めたい。
・「置き去り防止装置」の設置のための財政支援も含めて、政府の中で最大限何ができるか、スピード感を持って検討していきたい。
小倉大臣、ありがとうございます!!
【今度こそ、実効性のある対応策を!!】
昨年7月に福岡県中間市の保育園で5歳の男の子が、通園バス内に取り残され熱中症で死亡した事故。それから約1年後に起きてしまった今回の事故・・・
今回の事故後、僕は、立憲民主党のヒアリングや関係府省会議に有識者として呼ばれ、「置き去り防止装置」設置義務化等を訴えました。
昨年の事故後は、国は安全管理徹底のための事務連絡(お願いの紙)を都道府県に出しただけでしたが、今回の事故後の国の動きは違います。実効性のある対応策をまとめようと、スピーディーに取り組んでいるのを感じます。
僕が面会した国会議員や官僚のみなさんは、事故の再発に非常に大きなショックを受け、異口同音に「絶対に同じことを繰り返してはいけない」とおっしゃっていました。
本日小倉大臣に手渡した分厚い署名簿は、国の動きを強く後押しするに違いありません。
国会議員、官僚のみなさん、子どもたちの命を守るため、置き去り防止装置の設置義務化と全額公費負担をどうか実現してください!!
よろしくお願いしますっ!!!
最後にあらためて、署名に賛同いただいた皆さん、SNSなどで署名をシェアしてくださった皆さん、話を真摯に聞いてくださった小倉大臣、そして国会議員・関係府省のみなさん、本当にありがとうございました!
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