「パパよりチャッピーの方が良い」と言われた件

中学3年の娘がいきなり。
娘:「パパよりチャッピー(ChatGPT)がいい」
僕:「え!!!!!何いきなり。なんで?」
娘:「勉強教えてくれるし。テスト範囲言ったら、50題も問題作ってくれた」
僕:「マジで?」
娘:「いつでも相談に乗ってくれるし、基本、全肯定してくれるんだよ。パパと違って」
僕:「ああ、まあそうだね。」
娘:「うん、友達もみんな使ってるよ。チャッピーはもう親友」
AIスタートアップの経営者やってるけど、正直、驚いた。
実は、僕たち「つながりAI株式会社」は、子ども向けのAI相談サービス「友達AI」を開発している。いじめや不登校、希死念慮などの問題に早期に気づき、予防的支援につなげることを目指している。
でも、現実は想像を遥かに超えていた。子どもたちはもうすでに生成AIを自然に受け入れ、日常の一部として活用しているのだ。
しかし、文科省は生成AIについて「発達段階を鑑み慎重に」「AIリテラシー教育を徹底した上で」と慎重な姿勢を示すけれど、子どもたちの現実はそんな大人の考えを遥かに追い越している。
だからこそ、大人のペースに合わせて慎重になりすぎるのではなく、子どもたちが安全に、適切にAIを使える環境を整える必要があると思う。
ChatGPTのようなAIは確かに優秀で、子どもたちの友達として重要な存在になっているけれど、「本当に死にたい」と追い詰められた時に、専門機関との連携など、確かな支援につなげる機能はまだ備えていない。
それに、オリジナルのChatGPTだと、子どもたちのやり取りのデータを解析して、いじめがどの学校やクラスでより多く起きているかとか、何が子どもたちに不登校や希死念慮を引き起こすのかとか、そういう解析ができないままになってしまう。
だから僕たちつながりAIの使命は明確だ。AIと人(専門職)とを連携させ、子どもが本当にリアルな支援を必要とする時に、それができるようなサービスを作っていかないといけない。それに、友達AIが集めたデータを解析し、自治体や学校とともに、教育現場の改善アクションまで取っていかなければならない。
このエピソードを通じて、その使命感を改めて強く感じたのだった。
いやでも、まさか自分の娘に現実を教わるとは・・・。
頑張ろうっと。
さてそんなわけで、僕たちとともに、教育現場にAIを導入していじめや不登校を予防していきたいと思われる、学校関係者の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡くださいませ。私立・公立は問いません。
ちょうどこども家庭庁も「AI導入していこうぜ!」っていう方針を打ち出しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250523/k10014814511000.html
ご連絡、お待ちしております。
個人的にはAIに負けないパパになれるよう、がんばります 汗
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