参院選の陰で地味に民主主義のアップデートが始まっている件
参議院選に隠れて全く目立ってないですが、実は奈良市長選が始まっています。
その選挙が、マニア的にはたまらない選挙戦になっているんです。
何がって、現職の奈良市長が、選挙を「市民参加」のツールとして使っている、っていうことなんですよ。

🔼仲川げん市長。全国的知名度はないですが、やってることはすごいんです
#全員市長 をタグラインに、奈良市でこういうことをしたら良いんじゃないか、ここがダメだから直そうぜ、っていうのをSNSに投稿できるようにしてるんですよね。
市長が「選挙を、「政治家を選ぶ場」じゃなく、「政策をみんなで作る場」にしよう」としているんです。これ、まさにオードリー・タンが提唱してきた「ポストモダン型の民主主義」に似てませんか。

🔼選挙という機会を活用した政策立案
つまり、「正しいリーダーを選ぶ」時代から、「一人ひとりが社会の共作者になる」時代への転換。
市民は単なる「投票者」ではなく、「政策の共創者」へ。
#全員市長 は、単なるキャッチコピーではない。
SNSやオンラインフォームなどのデジタルツールを通じて、市民の声を集め、意思決定のプロセスに組み込む。その姿勢は、台湾でオードリー・タンが推進したvTaiwanプロジェクトのローカル版のよう。
大袈裟にいうと、奈良市長は、民主主義のアップデートに挑戦している。
それは「1票入れて終わり」じゃない民主主義。
“「1人の声が、我が街を変える」民主主義。
超地味で誰も気づいてないし、どちらかというとデジタル選挙では安野さんやチームみらいが注目されて、その動きも素晴らしいんだけども、ぜひ奈良市長選も注目してほしい。
地方から民主主義のアップデートに挑戦している事例が、確かにあるのです。
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